Rox株式会社の業界別SNS調査
飲食・グルメのInstagram運用タイプ分析2026|反応が高いのは動画60秒の型だけ
本記事は、AI動画生成・分析ツール「RoxDirector」を提供するRox株式会社が運営しています。掲載している調査データも、同社が収集・分類したものです。
公開中の飲食・グルメのInstagram実態調査2026では、業種全体の基準値を出した。ただしあの数字は、どんな運用をしているアカウントも1つにまとめた中央値である。15秒の店舗紹介を月に何本も出しているアカウントと、1分かけてレシピを見せているアカウントが、同じ中央値の中に入っている。
そこで同じ448アカウントを、運用の行動だけで分け直した。使ったのは投稿数・フォロワー数・動画の尺・PR投稿の比率の4つである(ここでいう動画の尺とは、リール1本の長さのことである)。エンゲージメント率と再生数は分け方に使っていない。結果で分けると「反応が高い型は反応が高い」と言い直すだけになるためである。
調査の要点
運用の行動だけで分けると3つの型になる。投稿数・フォロワー数・動画の尺・PR投稿の比率の4つで448アカウントを分けた。最も多いのは「短尺・高頻度型」で51.1%(229アカウント)。エンゲージメント率と再生数は分け方に使っていない。
エンゲージメント率が全体の中央値を上回ったのは1つの型だけ。「長尺・大規模型」の1.28%で、全体の中央値は1.08%。最も低い「PR主体型」は0.93%。
型ごとの数字は、動画の尺で区切った数字とほぼ一致する。差は3つとも0.07ポイント以内。フォロワー規模の区分では最大0.32ポイント開き、規模では説明できない。
飲食店の公式アカウントは45件のうち31件(68.9%)が「短尺・高頻度型」。その型のエンゲージメント率は0.95%で、全体の中央値を下回る。
対象:ジャンル判定で「グルメ・料理」に分類したInstagramアカウントのうち、運用の数字が4つそろった448件/集計期間:2025年11月3日〜2026年11月3日/出典:Rox株式会社 自社収集データ
1448アカウントの運用は、3つの型に寄っている
エンゲージメント率が最も高い型
1.28%
「長尺・大規模型」(162アカウント)の中央値/448アカウント全体の中央値は1.08%
その型のリール1本の長さ
60.1秒
中央値/全体は29.05秒
最も多い型の占める割合
51.1%
「短尺・高頻度型」/229アカウント
運用の行動で分けると、448アカウントは3つの型に寄っていました。最も多いのは「短尺・高頻度型」で51.1%(229アカウント)です。そしてエンゲージメント率が全体の中央値(1.08%)を上回ったのは「長尺・大規模型」だけで、1.28%でした。
| 項目 | 値 |
|---|---|
| 対象アカウント数 | 448(運用の数字が4つそろったアカウント) |
| 集計期間 | 2025年11月3日〜2026年11月3日 |
| 集計日 | 2026年11月3日 |
| 型を分けるのに使った数字 | 投稿数・フォロワー数・動画の尺・PR投稿の比率(4つ) |
| 分け方に使っていない数字 | エンゲージメント率、再生数、フォロワー比再生数(いずれも運用の結果であるため) |
| 分けた型の数 | 3つ(短尺・高頻度型/長尺・大規模型/PR主体型) |
表1:分析の対象と、型を分けるのに使った数字/出典:Rox株式会社「飲食・グルメのInstagram運用タイプ分析2026」(グルメ系Instagram 448アカウント/2025年11月〜2026年10月)
← 横にスクロールできます →
| 型 | アカウント | 構成比 | 投稿数(約1年) | フォロワー数 | 動画の尺 | PR投稿の比率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 短尺・高頻度型 | 229 | 51.1% | 30本(月あたり約2.5本) | 32,930 | 21.6秒 | 3.4% |
| 長尺・大規模型 | 162 | 36.2% | 24本(月あたり約2.0本) | 123,876 | 60.1秒 | 4.85% |
| PR主体型 | 57 | 12.7% | 20本(月あたり約1.7本) | 62,087 | 27.9秒 | 50.0% |
| (全体の中央値) | 448 | 100% | 27本(月あたり約2.2本) | 59,557 | 29.05秒 | 6.5% |
表2:3つの型の運用(投稿数・フォロワー数・動画の尺・PR投稿の比率)/出典:Rox株式会社「飲食・グルメのInstagram運用タイプ分析2026」(グルメ系Instagram 448アカウント/2025年11月〜2026年10月)
この表の「全体の中央値」は、448アカウント全体から出した中央値である。型ごとの中央値を平均したものではない。
23つの型の名前は、分けたあとにデータから付けている
機械が分けたのは3つのまとまりで、そこに呼び名は付いていない。名前はこちらが後から付けている。付け方は決めてあり、PR投稿の比率が最も高い型を「PR主体型」、残り2つのうち動画が長いほうを「長尺・大規模型」、もう一方を「短尺・高頻度型」と呼ぶ。同じ集計からやり直せば、同じまとまりに同じ名前が付く。
「短尺・高頻度型」とは、リール1本が21.6秒、投稿が約1年で30本の型である。3つのうち動画が最も短く、本数が最も多い。
「長尺・大規模型」とは、リール1本が60.1秒、フォロワーが123,876人の型である。3つのうち動画が最も長く、フォロワーが最も多い。
「PR主体型」とは、投稿のうちPR投稿が50.0%を占める型である。3つのうちこの比率が最も高い(全体では6.5%)。
この3つの名前は、各型の数字の特徴を短く言い表すために本稿で付けたものである。業界で使われている呼び名ではない。自社がどの型に寄っているかの見分け方は、本稿の後半に出す。
3型を分けたのは機械で、分け方は毎回同じである
4つの数字が近いアカウントどうしを機械的にまとめている。選び方は毎回同じなので、同じ集計からやり直せば同じ型が出る。手で線を引いたり、こちらで型を先に決めてから当てはめたりはしていない。
型の数は3つから6つまで試し、まとまりが最もよくなる3つを採った。ただし3つの型は、はっきりした3つの島に分かれているわけではない。448アカウントのうち53アカウント(11.8%)は、2つの型のちょうど境目にある。数字が少し動けば別の型に入る位置である。
そのため本稿は「飲食・グルメのアカウントは3つに分類できる」とは書かない。運用の仕方には3つの寄り方があり、自社がどこに寄っているかを読む資料である。
エンゲージメント率(再生数ベース)とは、(いいね数+コメント数)÷再生数×100で求めた数値である。フォロワー比再生数とは、再生数÷フォロワー数である(単位は倍。1倍がフォロワー数と同じだけ再生された状態)。どちらもアカウントごとに中央値を出し、その中央値を型の代表値としている。
いいね数が取れていない投稿は、エンゲージメント率の計算から外している。原因は当社の収集側で、いいね数が取れなかったときに0として保存しているため、「本当に0」と「取れなかった」が区別できない。非表示設定ではない(同じアカウントの中で比べると、いいね数が0の投稿は再生数もコメント数も半分で、非表示ならどちらも変わらないはずである)。0のまま混ぜるとエンゲージメント率が実態より低く出るため外している。この分析でエンゲージメント率を計算できたのは、448アカウントのうち412アカウントである。
4「短尺・高頻度型」は51.1%で最も多く、動画の尺が21.6秒と3つの型で最も短い
229アカウント(51.1%)です。リール1本は21.6秒で3つの型で最も短く、投稿は約1年で30本と最も多いです。PR投稿の比率は3.4%で、全体の6.5%より低いです。短い動画を数多く出す運用です。
フォロワー数は32,930人で、全体の59,557人より少ない。エンゲージメント率は0.95%、フォロワー比再生数は0.98倍である。
この型に最も多く入っている発信者タイプは「グルメの個人アカウント」で141アカウント。飲食店の公式アカウントも、45件のうち31件がこの型に入っている。
5「長尺・大規模型」は動画の尺が60.1秒で、エンゲージメント率が3つの型で最も高い
162アカウント(36.2%)です。リール1本は60.1秒で、全体の29.05秒より長いです。フォロワーも123,876人で最も多いです。エンゲージメント率は1.28%で、3つの型で最も高く、全体の1.08%を上回った唯一の型です。
再生数は114,425回で、3つの型で最も多い。一方フォロワー比再生数は0.87倍で、「短尺・高頻度型」の0.98倍を下回る。フォロワー数が大きいため、同じ再生数でも倍率は小さく出る。
発信者タイプで見ると、「料理研究家」が39件のうち31件(79.5%)この型に入っている。3つの型のうち1つにこれだけ偏っている発信者タイプは他にない。レシピや調理工程のように、1本の動画で見せる内容が長くなる発信者が集まっている。
型ごとの数字を、そのままExcelで配布しています
3つの型の運用と結果、動画の尺の区分との突き合わせ、発信者タイプの入り方をシートに分けて収録。448アカウントの集計です。
運用タイプ分析のデータを受け取る6「PR主体型」は投稿の50.0%がPRで、再生数とエンゲージメント率がともに最も低い
57アカウント(12.7%)です。PR投稿の比率は50.0%で、投稿の半分前後がPRです。全体の6.5%と比べて際立って高いです。エンゲージメント率は0.93%、フォロワー比再生数は0.52倍で、どちらも3つの型で最も低いです。
投稿は約1年で20本と3つの型で最も少ない。PR投稿を多く出しているアカウントは、投稿の本数そのものが少ない。
この型の57アカウントのうち45件(78.9%)が「グルメの個人アカウント」である。飲食店の公式アカウントは1件しか入っていない。自店の投稿にPR表記を付けることはないため、この型は飲食店にはほぼ当てはまらない。
ここで比べているのは型どうしである。「PR投稿を増やすと自社のエンゲージメント率が下がるか」は、同じアカウントの中で比べないと分からない。本稿では確認していない。
7エンゲージメント率は型で0.93%から1.28%まで分かれる
エンゲージメント率は、最も低い「PR主体型」の0.93%から、最も高い「長尺・大規模型」の1.28%まで分かれました。エンゲージメント率は型を分けるのに使っていないので、これは分け方の裏返しではなく結果です。
| 型 | エンゲージメント率 | 再生数 | フォロワー比再生数 |
|---|---|---|---|
| 短尺・高頻度型 | 0.95% | 39,323回 | 0.98倍 |
| 長尺・大規模型 | 1.28% | 114,425回 | 0.87倍 |
| PR主体型 | 0.93% | 63,376回 | 0.52倍 |
| (全体の中央値) | 1.08% | 63,222回 | 0.86倍 |
表3:3つの型の結果(エンゲージメント率・再生数・フォロワー比再生数)/フォロワー数は運用の表にある/出典:Rox株式会社「飲食・グルメのInstagram運用タイプ分析2026」(グルメ系Instagram 448アカウント/2025年11月〜2026年10月)
再生数の絶対値とフォロワー比再生数は、向きが揃っていない。再生数が最も多いのは「長尺・大規模型」だが、フォロワー比再生数が最も高いのは「短尺・高頻度型」である。フォロワー数の大きいアカウントは再生数も多くなるが、フォロワー数で割ると倍率は下がる。どちらを見るかは目的で変わる。到達量を増やしたいなら再生数、いまのフォロワーの外にどれだけ出ているかを見たいならフォロワー比再生数である。
8型ごとのエンゲージメント率は、その型の動画の尺が属する区分の数値とほぼ一致する
3つの型のエンゲージメント率を、それぞれの動画の尺が属する区分の数値と並べると、差は3つとも0.07ポイント以内でした。運用の行動で分けた集計と、動画の長さで分けた集計が、別々にほぼ同じ数字を出しています。
← 横にスクロールできます →
| 型 | 動画の尺 | 動画の尺の区分 | その区分のエンゲージメント率 | この型のエンゲージメント率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 短尺・高頻度型 | 21.6秒 | 15〜29秒 | 0.88% | 0.95% | +0.07ポイント |
| 長尺・大規模型 | 60.1秒 | 60〜89秒 | 1.23% | 1.28% | +0.05ポイント |
| PR主体型 | 27.9秒 | 15〜29秒 | 0.88% | 0.93% | +0.05ポイント |
表4:型ごとの動画の尺と、その動画の尺が属する区分のエンゲージメント率/出典:Rox株式会社「飲食・グルメのInstagram運用タイプ分析2026」(グルメ系Instagram 448アカウント/2025年11月〜2026年10月)
動画の長さで区切った集計そのものを見ても、同じ向きが出ている。500本以上ある区分を並べると、8〜14秒 0.88%/15〜29秒 0.88%/30〜59秒 1.00%/60〜89秒 1.23%/90秒以上 1.26%となる。30秒以上の区分はどれも、30秒未満の区分のどれよりも高い。30秒以上で最も低いのが1.0%、30秒未満で最も高いのが0.88%である。短い区分どうしでは上下するため、動画が長いほど単調に上がるわけではない。7秒以下は本数が500本未満のため、ここには入れていない。
動画を長くすればエンゲージメント率が上がる、という因果は本稿では確認していない。確認できているのは、動画が長い型と動画が長い区分のどちらでもエンゲージメント率が高いという対応である。長い動画を最後まで見る相手が、もともと反応しやすい相手である可能性も残る。
9フォロワー規模では、型ごとのエンゲージメント率の差を説明できない
同じ突き合わせをフォロワー規模で行うと、差は最大0.32ポイントまで開きました。動画の尺の区分との差(0.07ポイント以内)より大きいです。フォロワー規模が大きいほどエンゲージメント率が高い、という関係はありません。「長尺・大規模型」は自分の規模の区分(0.96%)を大きく上回っています。
← 横にスクロールできます →
| 型 | フォロワー数 | フォロワー規模の区分 | その区分のエンゲージメント率 | この型のエンゲージメント率 | 差 |
|---|---|---|---|---|---|
| 短尺・高頻度型 | 32,930 | 1万〜5万 | 1.11% | 0.95% | -0.16ポイント |
| 長尺・大規模型 | 123,876 | 10万〜50万 | 0.96% | 1.28% | +0.32ポイント |
| PR主体型 | 62,087 | 5万〜10万 | 0.93% | 0.93% | +0.00ポイント |
表5:型ごとのフォロワー数と、その規模が属する区分のエンゲージメント率/出典:Rox株式会社「飲食・グルメのInstagram運用タイプ分析2026」(グルメ系Instagram 448アカウント/2025年11月〜2026年10月)
フォロワー規模の区分を小さい順に並べると、エンゲージメント率は1万未満 1.25%/1万〜5万 1.11%/5万〜10万 0.93%/10万〜50万 0.96%/50万以上 1.23%である。規模とともに上がってはいない。型ごとの反応の差を、規模の違いで言い換えることはできない。
10飲食店の公式アカウントは、45件のうち31件が「短尺・高頻度型」に入っている
飲食店の公式アカウントは45件あり、そのうち31件(68.9%)が「短尺・高頻度型」でした。「短尺・高頻度型」のエンゲージメント率は0.95%で、全体の中央値1.08%を下回ります。
| 発信者タイプ | 計 | 短尺・高頻度型 | 長尺・大規模型 | PR主体型 |
|---|---|---|---|---|
| グルメの個人アカウント | 254 | 141 | 68 | 45 |
| 料理投稿の個人アカウント | 46 | 19 | 25 | 2 |
| 飲食店公式 | 45 | 31 | 13 | 1 |
| 料理研究家 | 39 | 5 | 31 | 3 |
| グルメメディア | 27 | 18 | 5 | 4 |
表6:発信者タイプが、どの型に入ったか/出典:Rox株式会社「飲食・グルメのInstagram運用タイプ分析2026」(グルメ系Instagram 448アカウント/2025年11月〜2026年10月)
その他、料理人・シェフ、グルメライター、食品メーカー公式、料理研究家・栄養士は20件未満のため、表から外している。
自店の投稿にPR表記を付けることはないので、飲食店が「PR主体型」に入ることはほぼない。実際に入っているのは1件である。飲食店にとって選べるのは、短い動画を数多く出すか、長い動画で見せるかの2つであり、いまは68.9%が前者に寄っている。
自社がどの型に近いか、数字を見て判断できます
動画の尺とPR投稿の比率を入れるだけで、3つの型のどこに寄っているかが分かります。型ごとの中央値と、その型の結果を並べた表が入っています。
運用タイプ分析のデータを受け取る11自分のアカウントがどの型に近いかは、動画の尺とPR投稿の比率で分かる
自社の直近1年のリールについて、1本の長さの中央値とPR投稿の比率の2つを出せば、どの型に寄っているかが分かります。境目は41秒と27%です。
| この2つを確認する | 目安 | 近い型 |
|---|---|---|
| PR投稿が投稿全体に占める比率 | 27%を超える | 「PR主体型」 |
| リール1本の長さ(中央値) | 41秒より長い(PR比率は27%以下) | 「長尺・大規模型」 |
| リール1本の長さ(中央値) | 41秒以下(PR比率は27%以下) | 「短尺・高頻度型」 |
表7:自分のアカウントがどの型に近いかの目安/出典:Rox株式会社「飲食・グルメのInstagram運用タイプ分析2026」(グルメ系Instagram 448アカウント/2025年11月〜2026年10月)
境目の41秒と27%は、型ごとの中央値のあいだを取ったものである。目安であり、この値の前後にあるアカウントは53件の境目に含まれる。
型が分かったら、自社のエンゲージメント率を同じ型の数値と比べる(表3)。比べる相手は業種全体の中央値ではなく、同じ運用をしている型の中央値である。「短尺・高頻度型」のアカウントが全体の1.08%に届かないのは、運用が悪いからではなく、その型の中央値が0.95%だからである。
そのうえで動画の長さを変えるなら、変える前後で自社のエンゲージメント率を並べる。本稿で示したのは型どうしの違いであり、同じアカウントが長さを変えたときに何が起きるかは、自社のデータでしか分からない。
発信者タイプと投稿スタイルの名前は、AIが付けた分類名を読みやすい表記に置き換えている(グルメの個人アカウント=グルメ垢/料理投稿の個人アカウント=料理垢)。配布するExcelには分類名のまま入っている。
12この分析の限界と注意点
- 本分析は無作為抽出ではない。当社の収集対象アカウントを母集団としているため、飲食・グルメ領域の全体を代表するものではない
- 3つの型は、はっきり分かれた3つの集まりではない。448アカウントのうち53件(11.8%)は2つの型の境目にあり、数字が少し動けば別の型に入る
- フォロワー数は過去の運用の結果でもある。本稿では投稿時点の条件として扱い、型を分けるのに使っている
- 型どうしの比較であり、同じアカウントが運用を変えたときに何が起きるかは示していない。動画の尺とエンゲージメント率の対応は確認したが、因果は確認していない
- 発信者タイプの判定はAIによる分類である。その他、料理人・シェフ、グルメライター、食品メーカー公式、料理研究家・栄養士のように件数の少ない区分は表から外している
- この数字を保証値として提案書に書かないこと。自社の過去データと並べて、相対的な位置を見る使い方を推奨する
公開中の飲食・グルメのInstagram実態調査2026には、業種全体の基準値、発信者タイプ別・投稿スタイル別・動画の尺別・フォロワー規模別・PR投稿の集計がある。本稿の型ごとの数字と突き合わせて読める。
13まとめ:まず自社のリール1本の長さを出す
やることは1つである。直近1年のリールについて、1本の長さの中央値を出す。41秒より短ければ「短尺・高頻度型」に寄っており、その型のエンゲージメント率は0.95%である。長ければ「長尺・大規模型」で、1.28%である。
自社の数値が同じ型の中央値を下回っていれば、まだ上げる余地がある。上回っていれば、その型の中では上位にいる。業種全体の中央値1.08%と比べるより、同じ運用をしている型と比べたほうが、次に何をするかを決めやすい。
よくある質問
飲食・グルメのInstagramアカウントは、3つのタイプに分類できるのですか?
きれいには分かれません。本分析では448アカウントのうち53件(11.8%)が2つの型のちょうど境目にあり、数字が少し動けば別の型に入ります。運用の仕方が3つに分断されているのではなく、連続的に分布しています。自社がどこに寄っているかを見る目安として使ってください。
リールを長くすれば、エンゲージメント率は上がりますか?
本分析では確認していません。確認できているのは、動画が長い型(「長尺・大規模型」、1本60.1秒)のエンゲージメント率が1.28%で最も高く、動画の長さで区切って見ても長いほうが高い、という対応です。同じアカウントが長さを変えたときに何が起きるかは、自社のデータで確かめる必要があります。
飲食店はどの型を目指せばよいですか?
飲食店の公式アカウントは45件のうち31件(68.9%)が「短尺・高頻度型」に入っており、その型のエンゲージメント率は0.95%で全体の中央値1.08%を下回ります。もう一方の「長尺・大規模型」は1.28%です。ただし本分析は型どうしの比較であり、運用を変えた結果を示したものではありません。まず自社のリール1本の長さを出し、同じ型の数値と比べてください。
PR投稿を増やすと、反応は落ちますか?
本分析では、PR投稿の比率が50.0%の「PR主体型」のエンゲージメント率が0.93%、フォロワー比再生数が0.52倍で、いずれも3つの型で最も低い結果でした。ただしこれは型どうしの比較です。同じアカウントの中でPR投稿と通常投稿を比べた数字ではないため、PR投稿を増やした結果どうなるかは本分析からは言えません。
この型分けは、他の業種でも同じですか?
本分析は「グルメ・料理」に分類したアカウントだけを対象にしています。他の業種では、運用の行動の分布が違うため型の数も中身も変わります。同じ方法で業種別に分けた分析が必要な場合は、お問い合わせください。
この調査の数字から、Rox株式会社ができること
本調査は、AI動画生成・分析ツール「RoxDirector」を提供するRox株式会社が、自社で収集・分類したInstagramの公開投稿データから集計したものです。同じデータで、次のものをお渡しできます。
自社アカウントがどの型に寄っているかを出す
- 直近1年のリールから、1本の長さ・投稿数・PR投稿の比率を出し、3つの型のどこに入るかを判定します
- 同じ型の中央値(エンゲージメント率・再生数・フォロワー比再生数)と並べて、自社の位置を出します
長い動画を作る
- 動画の生成と台本の添削ができる「RoxDirector」で、台本の添削から動画の生成までを行います
- 投稿とDMの返信を自動で回す「RoxMessage」で、投稿の運用そのものを自動化できます
出典
- Rox株式会社 自社収集データベース(Instagram公開投稿)。集計期間 2025年11月3日〜2026年11月3日、集計日 2026年11月3日
- Rox株式会社「飲食・グルメのInstagram実態調査2026」(同じ集計から出した業種全体の基準値)
- Instagramヘルプセンター「リール」 https://help.instagram.com/
発行:Rox株式会社(https://rox-director.jp/)
編集:Rox Marketing 編集部/Rox Creators 編集部
無料資料
飲食・グルメのInstagram運用タイプ分析2026(Excel)
記事の表をそのまま持ち出せる形にしています。グルメ系448アカウントを運用の行動で分けた集計です。
- 記事と同じ数字3つの型の運用と結果、動画の尺の区分との突き合わせ、フォロワー規模の区分との突き合わせ、発信者タイプの入り方をシートに分けて収録しています。
- 分け方まで追える型を分けるのに使った4つの数字と、使わなかった数字を「この資料について」シートに書いています。
- 自社の位置が分かる型ごとの中央値が入っているので、業種全体ではなく同じ運用をしている型と比べられます。